私の絶望感

 私は9月11日,小泉自民党の圧勝が伝えられたとき,岡田代表に期待した言葉は、「この選挙の敗因は,国民が愚かだからだ」という言葉でした.もちろん,民主党の選挙戦略やいろいろなことに私自身不満はあったし,岡田代表の責任も重かったとは思います.それを棚に挙げてでも「国民は愚かだ」といってほしかった.これが,小泉ポピュリズムへの最大の皮肉と抵抗なんじゃないかと、選挙報道を見ながら思っていました.唯一,亀井静香が「国民は愚かだ」とテレビで堂々とコメントし,肝が据わっているなと器の違いを感じたものです.

 この思いは,与党2/3議席獲得という猛烈な危機感から沸き上がった気持ちではあります.しかし、正直に告白するとその気持ちがなかなか拭いきれないのです.

 今回の小泉大勝を支えたのは,知的下層階級いわゆるB級層であったといわれそれが定説になりつつありますが,本当にそうなのでしょうか?

 普段一緒に働いている仲間や尊敬している人,いい人だと感じている人の口から,しばしば小泉を支持する発言を耳にしました.あるいは私のアンチ小泉的な発言は冷ややかに受け止められました.(わたしの不徳の致すところではあります)私にとって小泉は,「民主主義を否定する」「相手を思いやりながらまじめに生きることを否定する」ことと同値でしたので、えっ、この人も小泉支持者?と知った時の落胆は計り知れないものがありました.この落胆が怖くて,身近で選挙や政治の話をすることを避けるようになりました.今回の小泉選挙のもたらした絶望感は,アンチ小泉が異端視され排除されるということだけでなく,その人が小泉的なる人だと知ってしまう恐怖にあります.既に私の精神がファシズムに毒され牙を抜かれてしまってるのかもしれません.単なる一時的な抑うつ状態ならいいのですが・・・.

 ブログはリハビリだと思ってます.私の共感する方々のブログに勇気と知識を頂き,身近で普通の言葉で政治の話が出来るようになれたらと思ってます.
[PR]
by pantherH | 2005-09-29 00:56
<< 靖国判決に思う ベトナムとカンボジアで思ったこと >>