創価学会考

 世に倦む日々で創価学会を特集しています。そこで、前回あえて言及できなかった、世の中が2極分化すると、なぜ貧するものが創価学会の支持予備軍になるのか。その点について考えてみました。以下はあくまでも私の推測です。

 私は貧困層に食い込む創価学会の狙い目は、生活保護にあると思っています。生活保護とホームレスの決定的に違うこと、それは文字通り住所があるかないかということです。現実問題として、住所がないと生活保護をはじめとする行政サービスを受ける事はままなりません。当然の事ながら家を借りるには家賃負担できるだけの収入と信用が必要とされます。そこで、仮に学会が家賃の頭金を負担したら、あるいは保証人になってあげたら、ホームレスになるかもしれない人は救われます。こうすれば確実に一票公明党に入ります。家賃頭金負担の見返りに、学会に生活保護の一部が還流されているとしているとしても、それは本人の信仰の自由なわけです。
 また、生活保護の承認は厳しいと聞きます。例えば、学会婦人部が手伝って、行政に生活保護の申請があげられたとします。公明党議員が行政に軽く口を訊きます。窓口にも生活保護科にも学会員がいたら、スムーズに生活保護の承認が得られるかもしれません。きっと創価学会は頼もしいと映るでしょう。実際こういうことが起こっているかは知りません。しかし、戦略的に学会員を増やそうと思ったら、この手のことは誰でも容易に考えつくことです。
 ホームレスになるかもしれない人に一時的にではあるけれど、家賃負担を申し出てくれる団体が今の日本にありますか。もし、本当にこういう活動をしていたら、学会のしている事は、ひょっとすると現代日本版の救済なのかもしれません。
 どんなに福祉の充実を叫んでみても、保証人になってくれる人にはかないっこない。創価学会が強いのも合点がいくってなもんです。ほかの政党は、そういった創価学会と選挙で戦わなきゃいけないわけで勝てっこないんです。

 ところで、私は、公明党は自民党と民主党どちらとも組んで常に政権与党にいる政党になるのではないかとずっと思ってきました。最近認識がすこし変わってきています。今回の選挙前まではその可能性があったと思っています。仮にイラクで自衛隊員が死んだ時、公明党は、「自民党には付いていけない、我々は戦闘が起こらない事が前提でイラク派兵を支持したのだ」と詭弁を呈して、連立を解消しなければ、学会員に対して説明のしようがなかっただろうと思われます。そのような状況を公明党は懸念しながら、連立を組んでいただろうと思うのです。しかし、小泉純一郎はそのような状況を招いて政治的に公明党を追いつめては、自民党も公明党も共倒れしかねないことを見抜いていたのではないか。その前に解散する事で、結果的に自民党が公明党に貸しを作ったんだと思えてくるのです。

 おおっぴらに創価学会が自民党を支持すると、学会員の反発は大きい。自民党は他の宗教団体からの支持も失いかねない。おおっぴらな支持は双方にとってメリットはない。しかし、池田大作の意中の政党は自民党で、公明党は自民党と創価学会との関係をカムフラージュするための存在として存続させなければいけないと、小泉—池田ラインで了承されているのではないかと最近考えているわけです。

 しかし、人権関連の法案や中国との関係などそれだけでは説明がつけられない事も多いので、まだまだ確信には至らないといったところです。
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by pantherH | 2005-10-28 22:46 | 社会
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