さあ、どうしますか?

 理論派であり行動派のとりあえずさんは、かねてから、翼賛的な報道に終始する大マスメディアを批判しようと「読朝る毎ブロガー同盟」なるものを立ち上げられ、方々のブログでバナーもよく見かけます。
しかし、批判すべき事は批判するとして、良質な報道や番組にはエールを送ろうと、今回「NHKの再放送は最高そう!」なる企画をUnder the Sunに提案して下さりました。今のメディアに憂鬱にさせられるばかりで、テレビをつけるのが怖い私には、これはいいよと薦められた番組なら見てみようかと思えてきます。それに、あそこここの映画評を見てどれに行こうか決めてたりする私には、テレビ版番組紹介はまさに目から鱗であります。さらに、勇気あるジャーナリズムは私たち市民の要求と支援があってこそ成り立つものだから、この企画は魅力的です。

 早速、紹介されていた、「プロフェッショナル・仕事の流儀 『信じる力が人を動かす』星野佳路」を拝見しました。軽井沢のホテルの跡取り息子の星野は、留学から帰ってホテル経営を任されるが、トップダウンによる長時間労働、低賃金、容赦ない命令で気がついたら周囲には従業員がいなくなっていました。そこで、人が残ってくれるには、従業員に意欲的に働いてもらうにはトップダウンでは駄目だと気づきます。それから、若干31歳のスタッフにホテルの花形、ブライダル部門を全面的に任せ、任された彼は残ったスタッフとアイディアを練って素敵な結婚パーティーをプロデュースします。この時星野は、任され、自発的に仕事にのぞむところに目的を達成する組織の姿を確信します。その後、リゾート再生請負人として、各地のリゾート施設の再生を手がけるのですが、いつもそこで働く人が、自分達で考え、アイディアを出し合って、どうすればいいか、本人たちが共感、納得できるまで、「さあ、どうしますか?」と問い続けます。星野には方向性はある程度見えているのでしょうが、それは決して正解ではありません。コンセプトに正解などなく、一番みんなが共感出来るコンセプトが「良いコンセプト」だと彼は言います。

 番組中に登場した、伊東の温泉旅館のスタッフの表情の変化は衝撃的であり、印象的でした。はじめ、全く自信なさげで周囲の顔色ばかり気にし、責任転嫁ばかりし、議論することも出来ない従業員が、「さあ、どうしますか?」の問いかけのもと、問題発見実習を行います。すると、問題点ばかりでなく対策までもがどんどん自然と浮かんできます。うつろ気味だった目が輝きを増し、表情が明るく多弁になっていく様子には、私のこころも明るく希望に満ちてきました。

 「さあ、どうしますか?」この言葉は、自信なさげで、責任転嫁ばかりして、うつろな表情をしている私たちに、「希望」を掴むために「さあ、どうしますか?」と問いかけているかのようでした。 

 「さあ、どうしますか?」・・・日本。
 「さあ、どうしますか?」・・・Under the Sun
 「さあ、どうしますか?」・・・わたし。

 追伸:Under the Sun-MEDIAを立ち上げました。みんなでアイディア出し合ってやっていきませんか?
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by pantherH | 2006-02-21 22:10 | Under the Sun
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