リディキュール

毎週金曜日はUnder the Sun-HOME-でコラムを書いているので、そちらも覗いてくださいね。

 先週の土曜日の夕方何気なくラジオを付けると、業界人の得意気な裏話に聞き耳を立てる東京FMの「サタデー・なんたら・バー」にあのセコーが出ていた。スポンサーは、荒川静香とトゥーランドットにご招待のサントリー。何を言うやらと聞き耳を立てる。

取巻き「セコーさんは自民党の選挙指南役でらっしゃるんですよね。この間の選挙はセコーさんの手腕が大だと言われてますけど、小泉チルドレンを勝たすのには何か秘訣があったんですか?」

セコー「聞きたい?彼ら選挙、初めてじゃない。演説の仕方も知らないし、街頭出たり挨拶回りで忙しいから、新聞読んだり政策の勉強なんかしてる暇ない訳よ。そこで、僕が今日の演説のポイントを書いた紙を一枚だけ、彼らに毎朝FAXしたの。みんなそれをトイレ休憩の間なんかに見て、演説をバシッと決めるってわけ。」

取巻き「さぞかし小泉チルドレンの議員さんはセコーさんに感謝したでしょう?」

セコー「多くの小泉チルドレンは派閥に属していないから、今でも僕のところにどうしたらいいですか?って彼らいっぱい聞きに来るんですよ。」

取巻き「自民党セコー派ですね。」

セコー「いやいや、滅相もありませんよ。でも、彼らにアドバイスするんです。毎朝8時からやっている自民党のミーティングに可能な限り出て、そこで必ず一つ気の利いた意見を言うようにしなさいと。下らないことはバッドね。なかなか切れる奴だと思われたら、一緒にもう少し詳しく勉強しないかって先輩方からインナーの会に誘われるからって。そこでの議論はダイレクトに政策に反映されますからね。」

取巻き「へー、面白い。実際の政治ってそうなってんだー。で、みんなどうなんですか。出席の方は?」

セコー「みんな言うこと良く守って頑張って出席してますよ。勉強も良くしていて感心です。それから、今回の選挙で中央と地方で組織にねじれ現象が生じたでしょ。新人たちに言ってんの。中央のトップの口添えを期待するんじゃなくて、そういう人たちと膝をほっつき合わして酒を酌み交わしなさいと。」


すごいなー、こんなところにもイメージ戦略仕掛けてきてんだもんなー。
すごいなー、紙切れ一枚で政治が語れちゃうんだもんなー。
すごいなー、いかにも実力主義っぽくて、会社の会議室みたい。
すごいなー、自民党が世界だーって感じありありだもんなー。
僕らも日々上司から言われてるもんなー。会議では気の利いた意見を言いなさい、みんな密かに評価してるよって。人と人とのコミュニケーションが大切だよって。

すごいなーって騙されちゃいそうだけど、会社と政治が同じ組織の論理でいいのか?こんなのその実サロン政治じゃないか。インナーの会?なにそれ。お呼びがかかる?従順なこった。議員になったんなら呼ばれなくても行けよ。ましてや市民なんて目にも入らない。はあ、民主党の議員もお呼ばれされたいと思ってるんだろうな、そのインナーの会とやらに。それとも、既にお呼ばれされている?

ワイドショーとインナーミーティングで語られ、決まる政治。
おー、リディキュール
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by pantherH | 2006-04-06 23:57 | 社会
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