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ちょっと一息

 連休は飛騨高山と上高地に行って来ました.前日まで雨降りだったので心配だったのですが,いい天気に恵まれました.
 日曜日は飛騨高山で秋の高山祭りを見物しました.普段朝市のたつ宮川沿いには露天が沢山軒を連ね,鳥居をくぐり八幡様へと向かう参道には屋台が並んでいました.正午から始まるからくり奉納を一目見ようと境内に集まって来る人,人,人.いつもは静かな高山の街が人で埋め尽くされていました.
 高山の街は,家具屋をのぞいたり,飛騨牛の串焼きやみたらし団子を買い食いをしたり、土産物屋を冷やかしながら漬け物や味噌の試食をして回ったり,数件ある造り酒屋で聞き酒をして回るのが楽しいのですが,この日はあまりの人の多さで,昼食をとるのもやっとでした.肝心の屋台引きや時代行列も見損なっちゃったし・・・.

 翌日は,上高地へ.10月10日頃と言えば例年紅葉の真っ盛りで,山の稜線がうっすら雪化粧している頃なのですが,今年は霞沢岳や明神岳の頂き付近がほんのり赤く色化粧している程度で,明神池の紅葉もまだまだでした.紅葉は日中の直射日光と朝晩の冷え込みが5℃前後にならないと鮮やかにはならないそうです.紅葉は年々遅くなって来ている印象です.地球温暖化の影響をこんなところにも実感しちゃいます.紅葉が遅い時は大概汚く枯れちゃって山が茶色っぽくなってしまうんですよね.今年の紅葉もそんな風になりそうな予感がしました.
 しかし,帰り際には稜線にかすかに残っていた雲も晴れて穂高連邦がくっきり見えました.澄んだ空気と木漏れ日に包まれて,とても気持ちのいい一日でした.

 稜線の雲を拭って秋の峰
 木漏れ日に夢かうつつかオショロコマ
 柔らかき秋の陽光たおやかに

駄作ですみません. 
 
 
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by pantherH | 2005-10-12 01:07

カンボジアで思った事2

 先日旅行したカンボジアで、絵はがきやミサンガを買ってくれとやって来る子供たちに沢山出会いました.最も悲しい気持ちになったのは,トンレサップ湖で船に乗っていると,5歳くらいの小さな男の子が、小さな金だらいに乗り,小さなオールで漕いで,1ドル,1ドルと物乞いをしにやって来るのです.船が通過すると波が高くなり,小さな金だらいに水が入り,それを必死で掃き出しながらまたやってくるのです.悲しい気持ちと恥ずかしい気持ちでいっぱいでした.
 彼らに金を上げると自立を阻むんじゃないか・・・,1ドルなんてそこら中で自分は浪費してるじゃないか・・・,あげるとなると一人だけでは済まなくなる・・・,いや一人でも今日の生活が楽になるのならあげてもいいじゃないか・・・,などなど様々な思いが頭をよぎりましたが,私は結局何もしませんでした.
 船を運転していた男の子も湖岸にある学校を通過する時,きっ、と学校に背中を向けていました.
 自分はいったいどうすべきだったんでしょうか?いまだ答えは見つかりません.

 自分がどうすべきかという点は棚に上げて,そのとき,国の借金が1000兆円あろうとも,ODAは日本の使命だと痛感しました.ひも付き外交とさんざん非難され,日本の借金の一端でもある事は郵政民営化の議論の中でもよく言われてました.最近ではこんなに借金があるのだからODAは辞めるべきだとか,「ひも付き外交」に変わって「国益」という言葉が当然のごとく用いられ、「戦略的ODA」などと言われています.本来戦略的ODAは日本の平和外交のためい用いるべきもののように思いますが,国際競争力と言う言葉にくるまれて,ひも付きである事が当然視されています.
 日本がアメリカのグローバリズムの支配下に置かれかねないこの状況は看過できませんが,同時に日本も対外的にはかなり新自由主義的なスタンスではありませんか?
 「日本をアメリカの新自由主義から守る」という言葉と同じ地平に,途上国の「日本への尊敬を裏切らない」ために「途上国を日本の新自由主義から守る」があることも意識しなければと思いました.
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by pantherH | 2005-10-08 01:52

コミットメント

左翼が日本ナショナリズムとコミットできますかという点は昨日の世に倦む日々の呼びかけを読んでからblogをアップするまで,かれこれ数時間悩んだ問題であります.

 私は左翼にシンパシーを感じてます.しかし,左翼が陥りがちな全体主義とセクショナリズムに関して非常な違和感を感じてます.同様に日本ナショナリズムを声高に叫ぶ右翼の方々の攻撃性と全体主義的な言動にも強い違和感を感じています.そうすると、私は何にコミットしているのか.臭いし抽象的だけれども,私の理想は、「誰もが幸せに生きられる社会」,「個々が自尊心をもって生きる社会」です.この点に関し最も端的に代弁してくれているのが、日本国憲法だと思い,私は日本国憲法が描くような社会にコミットしています.「護憲派」ではなく「親憲派」です.だから、本質的には日本ナショナリズムを叫ばれる方々とは見解を異にしています.
そして,日本国憲法を好きだと思われる方々と数多く知り合い、この先に描くべき社会像についてコミュニケーションを深めていきたいと思っています.

 しかし,歴代の政権は日本国憲法をないがしろにし,今日,自民党のみならず民主党も憲法改悪に積極的です.そして今回の選挙で小泉は憲法を改悪する実力を手に入れてしまったのです.
 「新自由主義から日本を守る」,「アメリカによる隷属から脱却する」,「老後の不安を解消する」こととは、憲法を改悪の魔の手から護る事であり,ご都合主義的解釈で形骸化してしまった憲法を権力者に守らせる事であり,私たちが憲法の精神を意識する事なのではないかと思います.

 私にとって,「STOP THE KOIZUMI」は「STOP THE 憲法改悪」のメッセージの一つだと思っています.「世に倦む日々」さん,日本国憲法バージョンも作ってくれたらいいなと思ってます. 
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by pantherH | 2005-10-06 01:37 | 社会

STOP THE KOIZUMI

 「小泉の改革ファシズム」を阻止すべく連帯しようという呼びかけに賛同します.

4年前小泉が登場した時から、小泉に対しても小泉的なるものに対しても嫌悪感で一杯でしたが、4年後,小泉的なる波は津波と化し,safty netを引きちぎり,沿岸部の貧困層を飲み込み,一瞬にして日本を破壊・占領してしまいました.

 小泉新自由主義政権による政治的クーデターに対抗し,民主主義を取り戻さなくてはいけません.労働の奴隷化、精神の奴隷化に対抗しなくてはいけません.そして、本当の意味での、「個の自立(自律)」に目覚めなくてはいけません.

 小泉津波は権力も資本も法も小賢しい頭脳をも抱き込みそのエネルギーを増加させています.権力も資本もなく孤立化している私たちは,情報を共有し,知識と知恵を出し合い,経験や行動から学び,更に知恵を蓄え,勝利を目指して連帯しなければいけません.
 
 この運動が、小泉のしようとしている様々な悪行を暴き,郵政民営化はじめ共謀罪,憲法改悪などの問題点を啓蒙していくのには大きなアクションになると思います.いま、権力が最もおそれる事は,きれいな言葉では情報公開,本質的にはスキャンダル,あるいは暴露だと思います.ブロガーが権力にとり不都合な情報を広げるために、右も左も関係なくネットワークを築く事はとても意義深い事だと考えます.
 しかし,反小泉、反新自由主義の先にどのような社会像を描くのかについて議論する事こそ重要なのではないかとも思うのです.
 
 そして,私も含め殆どのblogの管理者は匿名です.匿名であることは自己防衛の観点からも必要だと思います.しかし、本当のモメンタムは生身の人間の行動によりもたらされます.いつかblogネットワークが生身の人間たちの行動に繋がらなくてはいけません.匿名性が解消するその時に、お互い気まずくないよう品のある言葉で語りあうことを心がけなければと思います.
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by pantherH | 2005-10-05 02:13